太っていることは幸いである

明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

旧年中になにげなく、特に決心をして始めた訳でもないジョギングが僕の生活を大きく変えたが、今年はフルマラソンの完走を目標に掲げたいと思っている。
とりあえず、2月のハーフマラソンをきっちり完走したい。

さて、僕の周りでもジョギングを開始する人が増えた。
熱心な啓発活動が少しは影響しているのか「新年から自分も走る」という人が何人もいる。
中には太めの体型の人もいるが、僕はその人たちに言いたい。
「太っている時にジョギングを始めるのはお得だよ」と。

痩せてからジョギングをするのではない、太っているからこそジョギングに有利な点があるのだ。
それは何か。

足に高い負荷をかけることによって、最初から強い筋肉を付けることができるのだ。
身体に5kgのウエイトを付けて走ることを考えてほしい。
そのウエイトを機械的に付加するのではなく、ナチュラルに付けていると考えるべきなのだ。

そのため、足に強い負荷がかかる。
当然、筋肉の発達が促進される。
走っていれば徐々に体重が落ちるけれど、最初に強い足を作ることができていれば、痩せてからは加速度的に向上する。
これは太っている人のメリットだと思う。

ちなみに急に高い負荷をかけるのだから、足のケアは最も気を遣わなければならない。
クッション性の高いシューズを履いて、ウォーキングから開始すること。
走るのは最初、2~3kmで十分。
徐々に距離を伸ばせばいい。
一気に10kmとか、絶対にやらないこと。
間違いなく足を傷める。

そして、もう一つ、食事を制限しないこと。
と書くと誤解があるかもしれないが、食事を抑えないことが大切だ。
蛋白質とミネラルをしっかり摂取しないと、せっかく苛めた筋肉が超回復せず、結果として筋力アップに繋がらない。
筋力アップできないと走りが向上しないので、走るのが嫌になるだろう。

よほど意思が強い人は別として、僕なんかは頑張った分だけ自分が向上していると判ればとても嬉しい。
ほとんどの人はそうではないか。
だから、食事の量を減らすのではなく、せいぜい質を変える。

なるべく油脂を減らして、蛋白質の摂取を増やす。
それくらいで充分だろう。
それでも徐々に体重が落ちるはず。

半年くらいちょこちょこ走っていれば、何とか一気に10kmくらい走れるようになる。
そうなればもう大丈夫。
月間100kmくらいを目標にして走っていれば、何を食べても痩せる。
その頃にはジョガーとして充分な足が出来上がっているはずだ。
#もちろん極端な食生活をしたら駄目だけど。

太っている人は身体にナチュラルなウエイトを付けているからこそメリットがあると考えてほしい。
そのウエイトを利用して高負荷運動が可能なのだ。
ただし繰り返しになるけれど、高負荷なだけに最初は無理をしないこと。
短い時間でも足へのダメージはとても深いのだから、勇気をもって終了することだ。

要は考え方だ。
太っているからジョギングに向いていないということは全くない。
自信をもって走り始めてほしい。

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