チャレンジの好循環というメソッド

10月23日の快食ログを読んで、友人の一人が「思いの強さが大切ではないか?途中で止めてしまうのはそれなりの思いしかないのでは?」と指摘してくれた。

この指摘は全く正しい。僕は先に目標達成のためのアプローチを書いたが、そもそもやりたいという思い(=意志)が弱いということは、前回指摘したように口先で言ってみたけれど自分ではやるつもりがない、誰かが実現してくれるのを待っているということ。途中で止めてしまうのは、始めてみたけれど誰も助けてくれないから止めるのだ。

では、どういう素養を持つ人が目標を達成できるのだろう?と考えてみた。僕は【意志の強さ×柔軟な思考×鷹揚さ+粘り強さ】ではないか?と仮説を立てた。理由は次のとおりだ。

意志の強さは先に述べたように必要条件だが、その手法、過程については柔軟な思考が必須になる。目標はゴールすることなので、そこに至るまでのやり方にこだわる必要は全くない。意志が強いことは、頑固で融通が効かないことではないのだ。

鷹揚さについては、本質でない事由に関しては雑に処理する必要があるため。細かいことを気にし過ぎていると目標を見失うからだ。

もう一つ付け加えるなら粘り強さも重要なファクターだろう。自分がやると決めたことを諦めない。しつこく考え続ける思考の持久力だ。とはいえ、上記の3つを備えている人はほとんどの場合、粘り強く取り組む必要性を理解していると思う。

では、そういう素養はどうやって培われるのだろう。

僕は2つのアプローチがあると考えている。最初に取り組むべきは【小さな成功】だ。いきなり大きな目標を立てない。小さいけれど少し頑張ればできる目標を確実に達成する。

例えばいきなりフルマラソンではなく、10kmにエントリーして、その完走と目標タイムを設定する。難しければもっと小さく、毎日2km歩くでもいい。しかし達成したら、次の目標は高めに設定すること。少しずつ自信をつけて、小さな成功を少しずつ大きくするのだ。

そしてある程度、目標を達成できるようになれば【やりたいことを達成している人と付き合う】こと。自分で目標を定め、努力し、達成することが日常になっている人と友達になるのだ。こういう人たちと付き合っていれば、それが当たり前と感じるようになる。

とはいえ、そういう人と友達になろうと思ったら、自分自身もある程度、チャレンジの好循環が形成されていなければならない。だから順序は【小さな成功】が先だ。当然、やらない理由やできない理由を繰り返す人と付き合っていると、それが当たり前になるので付き合ってはいけない。そんな人と時間を潰している暇があったら自らのチャレンジ達成のために投資すべきだ。

なお、友達になりたい人と同じ分野でチャレンジする必要はない。自分が決めたこと、自分がやりたいことをやればいい。チャレンジの好循環がある程度のレベルに達していれば、別の分野であっても必ず共感がある。

ただし、チャレンジは仕事以外の「趣味」でなければならない。最初から最後まで一人でやらなければ、自分の達成にならないからだ。仕事はほとんどの場合チームワークになるし、利害関係者が多すぎる。そもそも「やりたい」という動機付けを他人(=会社)から与えられている時点で自分のチャレンジではない。

だが、趣味の中でチャレンジの好循環が形成されれば、仕事にも必ず良い影響がある。どんな仕事にも達成すべき目標があるので、自ら到達が当たり前と考え、意志の強さ×柔軟な思考×鷹揚さ+粘り強さが一定以上であれば、より良い結果が生まれるのは当然だろう。

生物の本質は保守的なので、生まれた時からチャレンジの好循環が形成されている人はいないと僕は思う。
そして、後天的な資質であるならば、誰にでも体得できるということになる。初心者の時期がないベテランはいないのだ。

さぁ、あなたのやりたいことは何だろう。

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