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2008/02/02(土)
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「あんこう屋高はし」
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翌朝は早起きして築地へ。
もしかして残るかなぁと前日の夜は少し心配だったが、全く残っていなかった。 清々しい気持ちで築地をウロウロする。
朝ご飯は前々から決めていた「あんこう屋高はし」のあんこう煮。 アンコウは冬に決まっているが、冬に上京する機会はそれほどないし、今回を逃したらいつになるか判らなかったのだ。
なぜ、それほど食べたかったのかと言えば、瀬戸内に住んでいると本当に旨いアンコウって食べられないから。 一度、本当に旨いアンコウ料理というものを、しっかりと自分の中に染み込ませておきたかった。 店の前に着くと「当店名物あんこう煮V-MAX」と書いてある。 そのココロは「蒼き流星SPTレイズナーを見て育ったボクにとってそれは特別な言葉です。厳選した魚揃いの当店でもごく一握りの品物にだけ与えられる呼称なのです」とのこと。 なるほど(笑)。同世代の僕にはわかるぜ、旦那!
この店では+300円で定食にすることができるため、あんこう煮2,500円を定食にすると2,800円。 朝食としては破格の高さだが、食べるものが食べるものだからね。
定食でお願いすると「味噌汁は付けますか?」と言われ、何も考えずにはいと答えたが、料理が並んでから判った。 あんこう煮が汁仕立てなので、被ってしまうためだったのだ。 もちろん、自分が頼んだものだから、味噌汁も一滴残らず食べたのだけど。
あんこう煮は、まずアンコウ独特の風味が全くない。 スープの濁り方は、この料理がドブ汁と呼ばれる理由が判るように、一見しただけでは旨そうに見えない。 ところがこの汁には肝とゼラチンが豊富に溶け込んでおり、奥深いコクがあるのだ。 塩加減はかなり薄め。 というか、調味料があまり使われていないように感じられる味付けだが、全く不満がない。 豆腐が少し多かったので、もう少し少なくてもいいかな。 不満らしい不満はそれくらい。 もちろん、豆腐も旨かったのだが、少し水っぽさを感じたのだ。
アンコウは、これまで食べた中では、当然のようにナンバーワン。 身は基本的に水っぽいはずだが、さっくりして味が薄いところは変わりないのに、決して水っぽくはなく、身は身としてキチンと旨い。 アンコウの身がこれほど旨いと思ったのは初めてだろう。
ヒレ類は、それはもう、抜群に旨い。 口の中でれろんと解けるが、生臭味など皆無。 アンコウのゼラチンって、他の魚とはまた別種の軽さと奥深さなんだよね。 卵巣とや鰓などの七つ道具がちゃんと入っていて、出色はやはり肝。 ふわふわで軽く、脂っぽくない。 これは温度もあるのだろうか。 ご飯のおかずで食べられるくらいたくさん入っていて、あん肝を満喫した。
また、特記しておきたいのはご飯が旨いこと。 熱々の丼ご飯がたっぷりで、焼魚と一緒に食べると最高だろうなと思った。 次回もまた、上京するときは、朝、築地に来て、この店で朝食を食べたい。 入口の注意書きを読むと、気難しい店なのか?と思うだろうが、実際はそんなことなくて、ごく普通の店だった。 当たり前の心配りができる人なら全く問題ないと思う。
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