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2004/07/25(日)
「半落ち」の感想
昨日の夜というか、日付変更線は越えてからだが「半落ち」を観た。
以前から観たいと思っていた映画だ。

最初に感じたのは映像がいいなということ。
一つ一つの映像が、リアルな部分はリアルだし、美しい部分は美しい。

しかし、ストーリーはちょっと不満。
あの審理を二回で終わらせるのはあまりに無理があるし、そんな無茶を通すとリアリティが薄れる。
発言なども変なものが多いし、おいおいそこでそんな質問するなら、書記官は仕事してないのかよ、と思ったり、警察の意思決定についても大いに疑義がある。

組織を守ろうとする姿勢もステレオタイプ過ぎる。
実際の組織ってのは、あんなにオコチャマでシンプルなものじゃない。
骨格を明確にするためか、様々な事象が省略されすぎているし、そこまでリアリティを犠牲にしてまで追求した骨格についてもやや説明不足。
どうしても僕は梶の気持ちをトレースできなかったのだ。
結果、イマイチ乗り切れない部分が残された。
抽象的には、広げた風呂敷をきっちり畳み切れていない印象。
ディテールには感心させられる部分が多かったので、なおさら残念だった。

しかし、エンドロールの仕掛けには思わずホロッと来た。
そう、僕たちの生き死にに関わらず、世界はいつも美しいのだ。
そのことを確認できただけでも価値のある映画だった。


2004/07/24(土)
芸南地域へ半日ドライブ
あまりに暑いので、気分転換に出かけることにした。
山か海かと悩んだが、音戸にできている「島の駅」へ未訪なことを思い出して出かけてみた。

朝から何も食べていなかったので、途中、呉で「呉龍」の冷麺を食べる。
以前、ラーメンを食べてイマイチと思ったが、冷麺の旨さには驚いた。
キンキンに冷たいのではなく、ぼんやりと生温いくらいの温度だが、スープと麺の状態から考えると、これが適温だと判る。
甘酸っぱさが効いているが、いわゆる「冷し中華」とは一線を画し、スープのダシの味が全面に出ている。
そして、唐辛子の鋭い辛さが見事なキレを演出する。
これは旨いな。癖になるのがよく判る。
この料理のルーツは「珍来軒」で「呉龍」の店主も、そこで修業したらしいが、僕には出藍の誉れのように感じられた。

その後「島の駅」へ行き、僕は定食を食べたが、味付けの甘さにびっくり。
醤油にはステビア(甘草)を始め、様々な添加物が入っているようで、どうにもこうにも僕には合わなかった。
柳井市の甘露醤油然り、海に近い地域では激甘醤油が好まれるのだろうか。

そして、せっかくなので桂浜まで足を伸ばすと「くらはしビーフ」と書かれたパンフレットが目に止まった。
へぇ、倉橋町でも牛を飼ってたのか、初耳だな、と思ってよくよく読むと、猪肉のことだった。

え?猪肉なのに、ビーフはないだろう?何かの間違いか?と思ったら、大真面目に倉橋の猪肉は通称「くらはしビーフ」だと書いてあった。

おいおいおいおい。
そりゃ「通称」じゃなくて「詐称」のほうに近付いてないか。
ビーフとは、誰が考えても、というか考えるまでもなく牛肉のことだが、倉橋町内では「くらはし」を頭に付けたら猪肉を指すのです、というのか。

どういう経緯から、こんなリスキーな名前を付ける必要が生じたのか、訴訟となった場合に法的反駁は可能なのか。
最後まで誰も指摘しなかったとは思えないので、争点の整理はできているのだろうが、僕は危ないと思うなぁ。

猪で思い出したが、桂浜温泉館の近くにある「万葉の里」で猪ラーメンが食べられると快食情報交換室にデータが載っていたので、食べるつもりだったが、なぜか閉まっていた。
こういうことこそ、公式サイトに載せるべき情報だと思うが。。。うーむ。
http://www3.ocn.ne.jp/~katura1/top.htm

せっかくなので温泉にも入ったが、泉質云々は別にして、スノコベットなどが用意されており、なかなか快適だった。

帰りには、呉の「メロンパン」にて牛カツサンド(252円)とコロッケパン(126円)を購入。
いやはや、すげぇボリュームですな。
コロッケも自家製のようで、微細な人参が入っていたのが泣かせた。
ソースが甘いので、和芥子を練り添えながら食べるとさらに旨かった。
何ともB級な味わいで、こういうのも癖になりますな。
#写真では食べ易くするため、半分に切ってます。


2004/07/22(木)
島根県からやって来た高級食材店「ラパン」
今日は19時に仕事が終わったので、アランビックの「ラパン」へ夕食の買い出しに行った。

ここには三元豚が置いてあるので、それをゲット。
「アバンセ」はグローバルピックファームだからちょっと違う。

そして、じっくり眺めていると「白南風」のベーコンを発見!
ここは「自家製のほうが添加物がない上に旨いもんね」とうそぶきつつ自作する僕をして、いやはや参ったな、と彼我の差を痛感するほど旨いベーコンを作っている。
そういえば「白南風」は島根県だったな、と思いつつ、当然、買い物カゴへ入れた。

他に宿場町の180匁豆腐というのを買ったが、これが実に良かった。
広島なら「豆腐家」に匹敵するくらい。
さっぱり感もあるが、豆乳のコクが感じられる豆腐だった。
ただし、量が多いので注意のこと。

帰宅して、三元豚は赤ワインに漬け込み、小麦粉を塗して、多めの脂で半ば揚げるように焼いたが、これがメチャ旨。
風味はさっぱりしているが、肉の旨味がしっかりしていて、ちょっと癖になりそうだった。
三元豚もいいなぁ。和豚もち豚とは特性が異なるので、料理によって使い分けたいな。

19時過ぎなのに鮮魚コーナーが終わっていたりして、魚介に弱さを感じたが(魚介はやっぱり鉄砲町の「フレッド」が少数精鋭で楽しい)、総じて楽しい買い物ができる店だと思う。
季節ごとにどんな食材が並ぶのか、定期的に訪れたい。


2004/07/20(火)
珍しい白酒
とある中国料理店で「道光廿五」という白酒を飲んだ。

ここには「五粮液」なども普通に置かれているが、店主が「これは飲んだことがないだろう」と言って出してくれた。
「五粮液」や「マオタイ酒」のような、派手な香りはないけれど、芯がしっかりして落ち着いた旨さ。
僕はこういう味って好きだな。
珍しさで飲む酒ではなくて、しっとりと落ち着いて、日々飲みたいような酒だった。
こういうのって、白酒の世界では沈香型って言うんだっけ?
まだまだ世の中には旨い酒があり、旨い料理があるのだ。
僕なんて、旨さの本質をまだまだ知らない井の中の蛙に違いない。

ん?誰だ?
胃の中の蛙だなんて言ってるのは?


2004/07/19(月)
府中市のお好み焼き
色々なことが重なり、府中市のお好み焼きとラーメンを食べに行くことになった。
10時30分に現地到着し、あちこち行こうとするが、祝日のため休業している店が多く、なかなか苦労させられる食べ歩きだった。

最初に二杯ラーメンを食べ、次にお好み焼き店へ三軒行った。
ラーメンは一軒目は旨かったけれど、二軒目はかなり厳しかった。
ニュータイプって言われてもなぁ、という印象。

お好み焼きは一軒良くて、二軒はNGだった。
特に府中市で最近開発された「お好みそース」を試したくて訪れたのに、府中駅前の店が関西スタイルというのにはやられた。
「ひがし」「山路」は閉まっていたし「古川食堂」「さち」「平ノ家」は既訪だし「戸田ヤス子お好み店」「おかめ」は場所が見つけられなかったというのもあるが、まさか駅前にある店が府中スタイルではないとは思わなかった。

結局、次に訪れる気を削がれ、尾道市まで足を伸ばして「蛮珈夢」と、もう一軒お好み焼き店へ訪れた。
しかし、この店でも撃墜された。
しかも、デフォルトのお好み焼きが580円なのに、麺が半玉しか入らない。
これは僕はどうも釈然としないな。
量が少ないのは観光地だからありとしても、例えればピッツアを一枚頼んだら、1/2ピースを出されたようなものなので、ちゃんと明記してもらいたい。

素晴らしい店に一店当たると、それまでのNGは忘れてしまうほど豊かな気持ちになれるのだが、今回はそこまで幸せ感のある出会いはなかった。
残念。せめてもう少し府中市のお好み焼き店についてのデータがあれば助かるんだけどなぁ。
(ま、人をアテにしても仕方がないので、自分でやっているのだが。)

#写真は今回旨かった府中スタイルのお好み焼き。
#麺がカリコリして、脂のコクがあり、特徴が良く出ていた。


2004/07/18(日)
ラ・トゥールの会
友人達とワイン会を行った。
快食オフMLの面子には、色々な分野の好事家がいる。
蕎麦人、茶組、ラヲタ、珈琲人、うどん人などなど。
その中でもワイン馬鹿と呼ばれる一群の集まりだった。

今回はシャトー・ラ・トゥールの垂直。
まさに馬鹿の真骨頂である。

1965から2001の間に19ヴィンテージあり、今回は6本開けた。
順に1999、2001、1978、1982、1991、1974。
記録として、印象を書き留めておこう。

○1999年
最初の香りはラ・トゥールらしさが強かったが、比較的すぐ終わった。
あれ?ちょっと拍子抜けだなぁと思っていると、他人のグラスで素晴らしく上手に開いていて、飲ませてもらうと馬鹿旨だった。
うーん、僕も彼もほとんど振らなかったはずだが、ほんの少しの扱いで味わいが大きく変わるということだろう。
潜在力を十分に引き出すことができなくて残念だし、ワインの作り手に申し訳なかった。

○2001年
フレッシュ感があり、最初から楽しい。
しかし、底辺に流れるミネラルを感じ、きっと息が長いだろうということで、途中からデキャンタごとセラーに入れ、3時間後に飲んだ。
すると、最初の旨さを遥かにしのぐ、上品で勢いのあるラ・トゥールらしい旨さが出ていた。
いやー、これは素晴らしいな。

○1978年
色が少し茶色っぽくなる。それにしても26年経っているとは思えない、くすみの少ない色だ。
最初はオクラの種のような、古い木が皮のような、ちょっとくぐもった香りだったが、時間に応じてどんどん味わいが変化してくる。
5〜10分おきに、数滴分を口に入れじっくり楽しんだ。
最後の辺りでは草のような香りが感じられた。

○1982年
今回のメイン。他のヴィンテージと比べてもぶっちぎりで高い。
しかし、慎重にキャップを外していた友人が「あれ!?」と変な声を出した。
写真を見てもらうと判る通り、塔の上の動物がいない。
「うわぁ〜、バッタもんくせ〜」と僕。
「もしかして、中身はレフォール・ド・ラトゥールなんじゃないか?」と他の友人。
ワイワイ言いながら抜栓し、口に入れると、急に静かになった。
アルコール感は強いのに口に障らず、熟成感があるのにマッチョで、様々な要素の全てが尖っておらず完全な球のイメージ。
グラスに鼻を入れ、香りを利くと意識がすぅっとグラスの中に落ちてしまいそうになる。
それくらい魅惑的な味と香りなのだ。
はー、こりゃ凄いわ。もちろん、時間が経つと強烈に旨い。

○1991年
しかし、1982年と対比させるために開けた1991年も負けずに旨かった。
一般的にはオフビンテージと言われており、確かに開けてすぐはタンニンが舌にざらつき、フレッシュ感が後からやってくる。
だが、しばらく待つと、濃くて甘い葡萄感がどしんとやって来て、熟成感はそれほどないが、トータルでは1982年に負けない旨さ。
いやはや、世の評価なんてアテにならないもんだね。
状態にもよるだろうが、1991年はお勧め。
評価が低いので、値段も低めなのが嬉しい。

○1974年
ベリー系の上品な酸味。落ち着いて長い余韻。
低いトーンが長く続く、しっとりしたワインだった。
グラス振りは絶対にNG。一発でお亡くなりになる。

それにしても、ラ・トゥールは外れのない銘柄だと感じた。
どれも酸味があるけれど嫌みではなく、味わいが上品。
僕はパルメのほうが好きかも?と思っていたが、考え直した会だった。

最後は藤沢市「アウスリーベ」のデザートを食べた。
全国的には無名だが、ここの菓子は実に良いのだ。
今回は会の趣旨に応じた菓子ということでリクエストしたらしい。
すると、ラ・トゥールに合わせるためだけに作られたような、ラ・トゥールの味をデザートで表現したらこういう形になるに違いないと思わせるような、見事なチョコレートのタルトだった。
チョコレートは当然ヴァローナで、パッションフルーツの利かせ方が巧み。
甘いものが得意ではない僕が、何の抵抗もなく一切れ食べてしまった。

もう一枚の写真は、開けたワインのコルクを並べたもの。
ラ・トゥールのコルクは古くても上質なコルクが使われていることが判る。
また、長期熟成に耐えられるよう、しっかりと長いのが特徴だ。

あ、最後のコルクはラ・トゥールじゃないですね。
(1978年は生まれ年の人が瓶もコルクも持ち帰った後だった)
シャトー・ラグランジュの2000年。
もう少し飲みたいね、ということで最後に開けた一本です。
パーカーさんも感激したヴィンテージらしいが、しっかりとワイルドなまでに濃くて、これはこれで旨い一本でした。


2004/07/17(土)
ゴジラの館
どうも週末しか書けないことが多いな。
週の頭は何とかしようと思っているが、週末に向けて失速気味。
まぁ今はちょっと忙しいし、仕方がないかな。
昨晩も日付を大きく越えて深夜帰宅。
でも、今日は休みだ。

先週末に見つけて面白かったサイトがある。
「誤字等の館」という誤字分類評論サイトだ。
http://www.tt.rim.or.jp/~rudyard/

いやはや面白い。
着眼点も良いが、切れ味鋭い論評が楽しい。
最初は笑っているが、途中で「あれ?俺、こういうミスやったことがあるかも?」と冷や汗が出たりする。

楽しみながら間違いやすい文章表現の勉強になる。お勧め。


2004/07/13(火)
夏はなぜか焼酎
僕は基本的に日本酒(=清酒)を愛するが、夏は白ワインや焼酎を飲みたくなる。
ちなみに、ビールは通年飲みたいので例外だ。

今日は少しビールを飲んだ後、純黒を作っている田村合資会社の「薩摩の薫・無濾過」をロックで飲んだ。
ここ最近は、これがお気に入りでちびちび飲んでいる。

温かい時はメローな舌触りだけど、冷すと少しざらつきというか、舌にひっかかる感じが出て来る。
しかし、これが嫌らしくないのだから楽しい。
芋らしいコクと内側からじわじわと立ち上がってくる含香が秀逸。
最後に鼻に抜ける爽やかさと骨太さは上等な焼酎ならでは。
洗練された味と野趣が同居しているのだ。

食中酒としてはアテを選ぶので、僕は食後酒に飲むことが多い。
それだけの力を持っている酒だ。
焼酎は暑い地域の酒なので、夏との相性が良いのかもしれない。


2004/07/11(日)
夏は野菜をしっかりと
また少し昼寝してしまったが、土曜日よりは倦怠感が少なく、随分と仕事が進んだ。
家のことが色々できたし、懸案事項も少しやっつけたし、今週末はまぁまぁかな。
本当はもっとやりたいこと、やらなければならないことは沢山あるんだけれど。

今日は、花韮、紫アスパラガス、四葉胡瓜などの野菜が手に入ったので、早速、花韮を炒める。

胡麻油に生姜と花椒を加えて味と香りを出し、拍子切りのズッキーニと花韮を入れて炒める。
塩胡椒で味を決め、最後にベーコンと鎮江香酢を加えて出来上がり。
我が家の料理は、そのとき冷蔵庫にある材料で変化するため、料理名はないが、これはいい組み合わせだった。
ただし、花韮の風味が強すぎる場合は、下茹でしたほうがいいかも?
サリナスモヤシを加えても旨いだろうな。

夏は野菜に元気があるので、どうやって食べても旨いね。
野菜のお陰で我が身も回復基調です。

#我が家の食卓の照明は暗めなので、写真は暗くなりがち。
#何が写っているのか判りにくいですね。


2004/07/10(土)
なぜ疲れるのか
自分でも疲れていたのは判っていたけれど、今日は朝11時前まで眠っていた。
よくそれだけ眠れるものだと、自分で感心するほど。

しかし、夕方になると、どうしようもなく体調が悪くなり、再度、横になる。
結果、17時から22時くらいまで寝てしまった。

週末は週末で、やらなければならない作業が溜まっているのに、どうも身体がこちらの都合に合わせてくれない。

夜飯はラタトゥイユとカボチャとベーコンのソテーを食べ、ワインを飲んでゆっくり。
たったそれだけでまた眠くなるのだから、身体が休息を欲しているということなのだろう。
しかし、そんなに疲れることをしたか?
仕事にしても、僕よりよほどハードで、ヘビーな内容をこなしている人は沢山いるので、これくらいで疲れたというのも甘えた話なのだが・・・。

何はともあれ、明日の復活を期待するしかないな。
おやすみなさい。


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