TOP

Log30

2006/03/22(水)
旨い魚の海鮮丼
「SAZAE」で海鮮丼を食べた。
場所は元「ラ・カンペシーナ」があったところ。
幟町公園のすぐそばだ。

以前、鰤の塩焼きの定食を食べたが、その時の鰤が立派で、とても旨かったので再訪したのだ。
入口を見ると、鶏の唐揚げとか何とか書いてあったので、パスして他の店に行こうとすると、限定15食で海鮮丼があると書いてあるではないか。
スタッフに確認すると、ありますよとのことだったので席に着いた。

サーモンは正直好みじゃないけれど、まぁ値段を考えると仕方ないか。
味はサーモンの中でもかなり旨い部類だったし。
端っこの白身はヒラメと思う。かなり旨い。
マグロの赤身も久々の旨さ。
きめ細かい脂が入っているが、脂っぽくはない。
良い鮨店の握りで出てくるレベルのマグロだ。
もちろん、イカも旨かった。

夜の料理を見ると、普通の居酒屋のような料理が並んでいるが、魚の仕入れは頑張っていると思う。
店主はまだ若くて、にこりともせず、クールに淡々と仕事している。
もちろん、挨拶などの声はキチンと出ているが。
僕は楽々園の「KuishinBou」の店主とイメージが被った(←判る人は少ないか)。

外観が旨い魚を食べさせる店に見えないけれど、頑張っている店ではないかと思う。
一度、夜に訪れてみたいな。


2006/03/19(日)
週末行事
土曜日は個人的なイベントがあり、一日忙殺。
夜は疲れ果てて、早々に就寝。
年寄りのリフレイントークに付き合うのは疲れる。

日曜日は、これまた個人的な肉体作業があり、朝から夕方まで拘束。
いや、拘束というのは正確じゃないな、むしろ積極的に参加して楽しんだのだから。

結果は夏かな。
とりあえず、筋肉痛が酷いし、何よりも眠いので、少し早いけれどもう寝ますわ。


2006/03/14(火)
トルコライス初体験
先日、幟町の「肥前」でトルコライスを食べた。
以前から食べてみたいと思ってたんだよね。トルコライス。
ディテールは耳学問として知っていた。
でも、この何ともトホホ感たっぷりな名前にそそられるではないか。

店に入ってカウンターに座ると、トルコライスにも色々あった。
要は上に何をのせるかで、トンカツ、海老フライ、ハンバーグ、ビーフから選ぶようになっている。
最初の3つは料理名だけど、最後のビーフは単なる素材で、どんな形で出てくるのか不明なため、とりあえず却下。
お勧めを聞くと、トンカツや海老フライが人気との答え。
微妙に答えになっていないと思いつつ、素直にトンカツのトルコライスを頼んだ。

作るところを見ていると、平皿にピラフを盛り、その横にスパゲッティナポリタン。
レタスと福神漬をちょいと添えて、とんかつをのせ、その上にたっぷりとデミグラスソースをかけた。
ほとんどお子様ランチだなと思いながら見ていたが、出てきたものは正に量の多いお子様ランチだった。
違いは日の丸が立ってないことと、赤いサクランボのデザートが付いてないことくらいか。

味は見ためそのまま。
ピラフの飯粒が潰れて食感が悪かったことと、とんかつの部位が不明というか、あれ?これって豚肉というかムニャムニャムニャ・・・だったことを除けば、なるほどねという内容。
ネギとワカメの味噌汁が旨かった。

隣の人が果敢にもビーフを頼んでいたので、横目でチェックすると、炒め焼肉のようなものがのっていた。
本場長崎でもバリエーションが豊富なようなので、そういうのもありなのだろう。

で、トルコライスって何よ、という方はウィキペディアを参照のこと。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%AB%E3%82%B3%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%82%B9

僕は野菜が足りないぞと感じた。
帰る道すがら、つい、コンビニで野菜ジュースを買ってしまった。


2006/03/12(日)
侘助と野芹と土筆
侘助が咲いた。

が、僕が勝手に想像していた紺侘助ではなく、ピンクで斑入りの胡蝶侘助という品種だった。
んー、あまりこういう色は好きじゃないし、斑入りというのもあざといなぁと思ったが、そこは侘助、完全に開ききらない花の形の美しさと(この侘助はやや開きすぎなくらいだ)、花そのものが小さいこともあり、眺めているうちに、こういうのも悪くないなと思い始めた。

なお、侘助の奥に写っている黄色の粒々が日向水木だ。

夕食には昨日の土筆と、きん菜館で買った野芹を食べた。
(それプラス、小松菜の間引き菜の炒め物)

野芹は充分綺麗にしてあったが、それでも掃除が大変だった。
二人が小鉢で食べる分だけで、30分以上ゴミを取り続けたと思う。
その分、田芹では味わえない凝縮した、春らしい、奥深く芹臭い(笑)味わいだった。

土筆はやや甘辛めに、佃煮まで濃い味ではなく、ホロ苦さが活きるように味付けした。
さすがに土筆なんて買って食べたりしないし、採りに行くなんて、すっかり忘れていたので、本当に久しぶりに食べた。
時折、飲食店で出てくることがあったと思うが、これほどの量を出すことはなくて、ほんのあしらい程度だったから、きちんと食べたのは数年振りではないか。
土筆をくれた子に感謝。

しかも、胞子の部分が開いていない、状態が良いものを選んでくれている。
いやはや、ありがたいなぁ。

P.S.
本来、侘助(ワビスケ)や土筆(ツクシ)はカタカナ表記が正しいのかもしれませんが、漢字が持つ「イメージさせる力」の方向が適切と感じるときには、つい、使ってしまいます。
野芹(ノゼリ)なんかもカタカナが正しいのかな。やはり。


2006/03/11(土)
春の訪れを感じつつ羊を食べる
あらら、一週間開いてしまった。

この快食ログは、あまり読者がいないけれど、自分的には大切にしているツールだったりする。
毎日というのはハードルが高いので、一週間に3回というのを目標にしているのだが。

今日は家のことを色々やっている間に時間が過ぎた。
もう少し時間を有効に使いたいところだが、なかなか上手くいかないな。
春になったので、植物の世話をするのがとても楽しくなってきたしね。
もう、侘助や日向水木がほころんでいる。
今週にはコブシが咲くかもしれないね。
僕は春の花の中でも、コブシが格別に好きだが、特に夜の姿が好きだ。
夜空をバックに白い花を咲かせ、妖艶な香りを一面に漂わせる。

当時、安佐北区落合南に住んでいて、まだ独身だった頃だ。
泣きそうなほど残業が続いて、何とか終バスで帰宅し、終バスは家から歩いて15分くらいのところに止まるので、そこから歩いて帰っていたときのことだ。
もう、時刻は0時前後だったと思うが、頭の芯がクラッとする香りに心惹かれた。
おや?と思って周りを見渡すと、コブシの花が咲いていたのだった。
暗闇の中、幻想的に咲く白い花。あの風景は忘れられないな。

冬は冬で、魚や獣が旨かったのが良かったけれど、春は春で別の楽しさがあると思う。
あぁ、もう春なんだな。

そういえば今日、近所の子からツクシを貰った。
たくさん取れたからくれるとのこと。
もう、ツクシも生えているんだな。
早速下拵えをしたが、今日の料理とは合わないので明日食べる予定。

今日は妻が羊を食べたいというので(彼女は肉の中で羊が最も好きなのではないか)、それがメインになった。
小さな皿にドカドカ盛っているが、こうやって食べるのがまた旨かったりするのだ。


2006/03/04(土)
八ちゃん焼豚ラーメンの追憶
横山製麺がフリーズドライ部門から撤退すると掲示板で教えてもらった。
そうか。あの「八ちゃん焼豚ラーメン」がもう、食べられなくなるのか、と思い、久々に買い込んだ。
このカップラーメンには思い出があるのだ。

僕が、小学校6年生から行き始めた塾があった。
一般的な塾とは全く違い、四畳半の狭い部屋に長机を置き、座布団に座って勉強する。
子供一人がやっと座れるくらいの狭い場所にすし詰めにされ、冷房も暖房もなかった。
夏は暑いが、冬は暖かかった。
狭い部屋に人がたくさん入っているからだ。

先生は60歳を越えていたのかな?常に煙草を吸いながら、ベニヤ板に張ったチラシの裏へ黒マジックで殴り書きしつつ講義する。
指示棒は細い竹の棒で、これがしばしば鞭になった。
頭をビシビシ叩かれる分は我慢できたが、激昂すると目測が狂い、耳の付け根を直撃することがあった。
これが痛くて、中には耳の付け根が切れた奴もいた。
そういえばビンタもあったな。
鼻血が出るくらい張られた奴もいたが、慣れたもので、しれっと「先生、血が出たのでちり紙をください」とか言っていた。

今どきこういう塾はないだろうな。
いや、塾というより、寺子屋の末裔というのが適切かもしれない。
そんなスパルタンな学習環境だったが、今、思い出すと楽しさだけが甦る。
気の合う友人が多かった、というのがその理由だろう。
ほとんどの奴は僕より勉強ができたけれど、僕も何とか追い下がっていた。
結局、受験はダメだったが、あの経験が僕の人生のベースになっているように思う。

そうそう、それでカップラーメンだが、この塾が17時に始まり、19時にはおやつタイムがあった。
公式の終了時間は20時か21時だったように思うが、問題が解けた奴から帰ってよろしい、というのがあって、酷い時には23時を過ぎたので、カップラーメンで腹を膨らませておく必要があったのだ。
ちなみに、帰宅時は自動販売機で買ったスコールを飲みつつ、深夜のお喋りをするのが楽しみだった。

当時はカップラーメンのカンブリア紀というか、各社がさまざまなカップラーメンを作り始めた時期だった。
今に続く、高級化路線もこの頃始まったように思う。
よって、何が何だか判らないカップラーメンも多かった。
焼そばのUFOが出て、バゴォーンが出て、カップ焼そばというカテゴリも競争が激しくなり、同じやり方のスパゲッティもあった。
当時、僕たちの間では、いかに珍しいカップラーメンを持って来るかが勝負になっていた。

そんな中で、僕が最も旨いと思ったのが「八ちゃん焼豚ラーメン」だった。
いや、当時は名前が違っていたように思う。
正確な名前などは覚えていないが、フリーズドライという珍しい製法で「カビのように見えるものはデンプン質です」と書いてあった。
子供心に「カビかよ」と思っていた。

ところが、今回、久しぶりに見てみると「綿のように見えるものは」と書いてある。
そうか、長い間に表現を見直したんだな。
蓋を開けると懐かしの麺が出てきた。
でも、昔は雪のように真っ白だったのが、少し黄色がかっている。

かやくを取り出し、麺の上に開けると、相変わらず削ぎ切りのネギ、駄菓子屋の珍味そっくりな小さくて丸いチャーシュウが出てきた。
そうそう。このチャーシュウは変わらないな。
で、かやくの上に粉を盛る。
この粉の上から沸騰した湯をかけるのだ。

蓋をして4分待ち、香味油を加えて食べた。
で、食べてから気付いたのだが、そういえば僕はこの、サラダ油っぽい香味油が苦手で、昔はワザと入れずに食べていたのだった。
色々なことを思い出したり、忘れていたりするな。

スープを味わうと、そうそうこれだよ、と思った。
同じかどうか判らないが、昔と大きくは変わっていないのだろう。

だが、麺を食べてびっくりした。
旨いのだ。明らかにコシが強くなっている。
麺の主張がカップラーメンの域を超えかけている。
おいおい、いつの間にこんなに旨くなったんだよ。
昔を懐かしむつもりで食べ始めたのに、旨さで驚かされてしまった。

そうか。あれから20年以上経つんだもんな。
小学生だった僕が、すっかりおっさんになってしまったように「八ちゃん焼豚ラーメン」も変貌を遂げていたのだ。
僕がその変化を知らなかっただけなのだ。
男子三日会わざれば刮目して見よ、ではないが、何だか立派になった友人と再会したような気がした。
でも、彼とはこれでお別れなのだ。

知らない間に、君も頑張ってたんだな、お疲れ様。
ま、僕はもう少し頑張ってみるわ。
カップラーメンに話かけたくなったのは初めてだ。

そういえば当時の友人たちはどうしているのだろうか。
連絡を取り合っている奴は、もういない。
僕が人伝に話を聞いた限りでは、証券会社、銀行、研究機関、テレビ局、農協などで働いているようだ。
きっと彼らもそれぞれの世界で頑張っているのだろう。


2006/03/02(木)
広島お好み焼きは正確な事実を伝える努力が不足しているのではないか
僕は観ていないが、昨日、NHKの「ためしてガッテン」という番組で、広島のお好み焼きが取り上げられたらしい。
http://www3.nhk.or.jp/gatten/archive/2006q1/20060301.html

そういえば、昨年末、NHKの人からそういう取材を受けたなぁと思い出した。
そうか、あの時の話が番組に結実したのだ。
放送日くらい教えてくれれば、もしかしたら観たかもしれないのに(←ホントかよ)。

メイン企画者の人が広島県の向島出身ということもあって、かなり突っ込んだ内容だったようだ。
番組を観ていなくても、サイトを観るだけでそのことが伺える。
広島のお好み焼きは、やっと正確に認知されつつあるのだなぁと嬉しく思った。

だって、焼そばが入ったら広島風と思っている人が本当に多いんだぜ?
こういう影響力のある番組で、きちんとその魅力を伝えてくれると嬉しいじゃないか。
この番組では「そば抜き」も可能であり、中華麺が入ることは必須ではないとも述べたらしい。
おー、そこまで突っ込んだか。

もっとも、広島県内にはお好み焼き店が多過ぎて、僕自身、まだまだフィールドワークが足りないと思う。
もっと経験値を増やして、せめて1,000店くらいは行って食べないとなぁと思っている。
とはいえ、1,000店行っても半分以下だからね。現在地はまだ2合目かな。


2006/02/26(日)
最近の食生活
同僚から「これ試してください」と黄金一味を貰った。

僕はこういう辛味香辛料って大好きなので、色々買って、調味料用冷蔵庫に保管している。
原了郭の「黒七味」、向井珍味堂の「手作り七味」、七味家の「柚子唐辛子」などが好きだけれど、この製品は、迂闊にも知らなかった。

日本一辛いと書いてあるが、どうなのかね?と蓋を開けて、香りを利くと、ハバネロと同じような香りがするではないか。
うぉ、凄い。これは効くと判った。

色々試してみたが、楽器で喩えれば、トライアングルのようなもので、味わいの和音が効いているところへ、キーン!と別格な高音が入る。
低音部がほぼ皆無なので、ベースの邪魔をしないのだ。
ふーん、これは面白い辛さだな。戦略的と言ってもいい。
気に入ったのでしばらく使ってみたい。

もう一つは、40cm超のキンメダイ。
「アバンセ」に売られていたが、2,500円と安いので買ってみた。
絶対的には安くないが、魚種とサイズを考えると、やはり安い。
大丈夫かな?と思いつつ、キンメダイが旨いのはもう終りだよなと考え、買ってしまった。
で、帰って捌き、食べてみると、あまりにもさっぱりしている。
身のねっとりしたゼラチンの濃厚さはなく、旨いけれど、イマイチ乗り切れない味だった。

やはり、値段を考えると仕方がないかな。
決して不味い魚ではないのだし、時期を外したということだろう。
こういうことがあるからこそ、買物というのはエキサイティングなのだ。


2006/02/26(日)
さとなおさんとの夜
すっかり遅くなったけれど、リクエストに応えて、さとなおさんと飲んだときの話。
そんなにボリューミーにならない程度でご勘弁(笑)。

さとなおさんから、ヘビーじゃない食事がいいとのリクエストだったので、コース料理ではなく、軽めに食べられる店を選んだ。
店名も料理内容も事前に知らせてなくて、当日「燻製でいいですよね」と確認したら「ん?燻製?もちろんいいよ」とのこと。
この辺りは同好の士だから言われなくても判るのだが、僕たちは基本的に好き嫌いがない(なぜか食品アレルギーもない)。
僕にも子供の頃は好き嫌いがあったけれど、そんなものはとっくに克服した。
とにかく旨いこと、さらに未体験の旨さであれば、手放しで嬉しいと思う。
そうすると、店はやはり「チャテオあくさん」かなと考えたのだ。

席だけ予約していたので、店でコースをチョイス。
牛肉刺身の生醍醐ソースと、モモ肉(?)のステーキがメインになったコースをそれぞれ頼み、メインをシェアすることにした。
料理はアミューズ代わりにフォワグラと洋梨の燻製が出て、モヤッケ、燻製の盛り合わせ、サラダ類がいくつか、牛肉刺身、ステーキという内容。
飲み物は最初からワインで通した。
後から考えると、2人で2本空けた上、食後酒まで飲んだのだった。
酔うはずだよな。

なお、せっかく久しぶりに会ったのだから、料理の話はほとんどしない。
「へぇ、これ旨いね」とか言うくらい。
料理が独創的なので、時折あくさんを交えて、作り方とかの話をするけれど、話はすぐに別の方向へ進む。
インターネットの今後とかは、正にさとなおさんの仕事の一環に係る部分だし、含蓄のある話が聞けて良かった。
他には、椅子や自転車の話で盛り上がったかな。
さとなおさんもそうだけど、こういう人の場合、料理の話はほとんどしない。
僕もしたいと思わないし、相手もそうだ。
ここのところを書けば長くなるので止めておくが、その辺りは共通認識かもしれない。

久しぶりだし、もう少し飲みたかったので馴染みのバーへ行ったが、珍しく臨時休業。
では、と思い「BAR NAWANAI」へ向かった。
さとなおさんも8年前に訪れているし、広島の酒が置いてあるし、ここの地鯖は旨いし、ちょっと面白いかな?と思って。

広島の酒をもらって飲んでいると、他のテーブルにいた店主がこちらに気付いた。
東京の友達でね、随分昔に「なわない」へも一緒に行ったことがあるんだよ、と話をすると「そりゃ広島の旨いものを食べてもらわにゃいかん」と「なわない」から牡蠣を取り寄せてくれた。
持ってきたのは安芸の一粒。
生で食べたが、渋味やエグ味が薄くて、ミルキーさと甘味が強く、後口が爽やか。
へー、これは旨いねと感心した。
もう一種類の牡蠣は2年物で、こちらは焼き牡蠣で食べたが、ニガリのような海の味と香りが強くて、僕が一般的に好きな地元の牡蠣の味だった。

酒は僕の好きな酒蔵があったので、それを頼んだが、あれ?ちょっと甘弛みがあるなぁと感じ(年毎に造りが異なるので当然あり得る)、さとなおさんも同じことを思っているはずと、次は竹鶴をお願いした。
するとやはり、こちらのほうが気に入った様子。
へー、日本酒の好みもかなり近いな。

そこでしばらく飲んで、ホテルまで深夜の散歩&お喋りしながら送って行った。
別れ際に「明日の昼のお好み焼きの店、よろしくね!」とのことだったので「貴家。」を推そうとしたのだが、定休日だと気付いた。
まぁ、前回、一応「みっちゃん(総本店)」の流れを汲んでいる「胡桃屋」へ行かれているので、同じ系列(味わいはかなり違うけれど)ではなくて、もう一方の雄である「八昌(薬研堀)」系の店をセレクトしてみた。
ホテルから近いところで「長久」か、講演先から近いところで「八誠」を推したが、どうやら「八誠」へ行き、かなり満足された様子。
「なるほどなー。野菜が重要なんだな。それに麺をああいう感じで処理するとは知らなかったよ」と、食べた直後に感心した声で電話があった。
広島のお好み焼きについて、少し理解してもらえたようで良かった。

僕自身がそうだから、とてもよく判るのだが、自分が実際に食べて旨いと感じなければ、人に旨いと伝えることは絶対にない。
表現者としての自負があるから、人の言葉で喋らないんだよね。
自分の感じたことを、自分のスタイルで語る。
当たり前だけど、それが何より重要で、できない人がとても多い。
それが判っているから、僕は薀蓄ではなく、胃袋で納得してもらったのだ。

何はともあれ、満足していただけたようで良かった。
割合的には5%くらいだけど、心のどこかで、広島県を代表して旨いと思ってもらえる店をセレクトしなければと考えていたんだよ。

なお、残り95%で「最近、御無沙汰していたから、久々にあくさん行きたいなぁ」と半年前から考えていたというのは、とっても秘密だ。


2006/02/24(金)
なめろうの旨さ
ちょっと前に作った料理だけど、デジカメに撮っていたのでアップしておく。

帰宅すると刺身にもできる鯵の柵が用意してあったが、そのまま食べる気分ではなかったので、なめろう仕立てとした。
冷蔵庫には青ネギと生姜があるも、大葉はないので省略。
家庭料理なんてそんなもんだ。

味付けは、梅干し、味噌、砂糖、醤油で、これを充分に混ぜ合わせ、その中に刺身状の鯵を入れて和える。
通常は、材料を全てぐちゃぐちゃに包丁で叩いて混ぜるのだが、正に味噌も○○も一緒の状態になり、見た目が汚いのと、野菜の清涼感が失われるように感じたので、今回は別盛にしてみた。
食べるときに、細く刻んだ青ネギや生姜を絡めて食べればいいじゃないか、と思ったのだ。

ところがどっこい。これが浅はかだった。
一口食べて、なめろうという料理は、全てを一緒に叩くからこそ旨いのだと判った。
見た目に拘って、姑息な策を労した僕が愚かだった。
なめろうという料理の本質を判っていなかったのだ。

いい鯵だったのに、可哀想なことをした。
次回は見た目が汚くても、包丁でバンバン叩いたなめろうを作りたい。


 OR AND
スペースで区切って複数指定可能
++HOME++
[TOP]
shiromuku(hu1)DIARY version 3.10