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2005/08/15(月)
お盆期間中は少しスローダウン
お盆なので街にも人が少ない。
出勤するのも何となく涼しいように感じられた。

仕事もサクサク進み、18時過ぎには終了とした。
時間がたっぷりあるので野暮用を済ませ、帰宅したのが20時半。
いやー、嬉しいね。残業しないとこれほど時間に余裕があるのか。

夕食はキュウリの酢の物、オクラの鰹節和え、タラの芽のソテー、スモークレバー、ミョウガをたっぷりのせた冷奴など。
簡単な料理ばかりだが、ほっとする旨さだった。
野菜の質が良いと、手をかけなくても充分旨いんだよね。

写真はスモークレバー。牛の肝だ。
自作ではなく、ある店で販売しているものだ。
これほど上手に作られてしまうと、自作する気が失せる。
それくらいは旨い。
精肉店ではなく、焼肉店なので、店名は今度、評価と合わせて書こう。


2005/08/14(日)
一日の報告、お好み焼きの後
朝飯を食べてからは料理タイム。
二人で順番に台所に立って、色々作った。
これらの料理が冷蔵庫に入り、明日以降、平日の食料となるのだ。

僕はその間、植物に栄養を与えたり、虫取りをしたり色々。
昼過ぎて食事して、きんさい館までさらに買出し。
夏は野菜が旨いから楽しいよね。
15時頃でも面白い野菜は売れ残っているので全然大丈夫。
ホント、野菜の目利きができる人が少ないんだなぁといつも思う。
多くの主婦の人たちって、僕よりもずっと野菜を買った回数が多いのはずだけど、なぜ、旨くないものから買うのだろうか。
ま、だから僕が旨い野菜にありつけるのだけれど。

今回は時期外れのタラの芽とか、三次の涌田さんのパセリとか、食用ほおずきとか色々あった。
早生の黒豆の枝豆も買い、早速、帰って茹でると、実に旨かった。
夏は旨い枝豆があると随分助けられるね。

夕食はその枝豆と、先日、金沢で買った小坂蓮根のキンピラ。
加賀野菜に興味があり、この時期、特に旨そうだった小坂蓮根を買って帰ったのだが、キンピラにすると驚愕の旨さだった。
薄く切ってもパリパリした歯触りが損なわれず、蓮根自身の甘味がしっかりあるので醤油だけで味付けしたほうがいい。
素材の風味がしっかりしているので、ダシや甘味が不要な旨さだった。

他には僕の実家でできたキュウリとミョウガを使い、そこへ大葉と、先日、ラパンで買った刺身用アジの塩焼きの身をほぐして加えた酢の物を妻が作ってくれた。
僕は男性には珍しく、酢の物好きなのだが、今日の酢の物は一段と旨かった。
素材も腕も良いけれど、センナリの酢もいい味だったな。
すっきりした酸味で、夏には特にいい。

メインは、僕が焼いたイベリコ豚のソテー。
豚のソテーは色々やったが、現在では、薄力粉を塗すのが一番と感じている。
それを多めの油で揚げるように、脂身の面を残してじっくり焼く。
決してぐずぐずと動かさないこと。同じ面を2度焼かないことが必須。
脂身の面を焼く前には、それまでの焼き油を全て捨てる。
我が家ではキッチンペーパーに吸わせるようにしている。

そして、やおら脂身を焼くのだが、自身の脂が溶けてくるので、その油を巧く肉に絡める。
豚肉の赤身は魅力的だけど、やはり脂身は旨いのだ。

そうやって焼いたのが二枚目の写真。
もちろん焼いた後には、20分以上肉を寝かせる時間を取っている。
これは、ニクヤキストならば常識だろう。

味付けは食べるときに行うので、アルペンザルツ、ゲラント、珠洲のあげ浜式の一番塩で比べてみた。
結果、最もバランスが良いのはアルペンザルツ。
しかし、赤身ならばゲラント、脂身ならば珠洲もなかなかだった。
つか、イベリコ豚はどんな塩で食っても旨いね。
今回食べたのは、イベリコ豚の中では最高級ではないけれど、それでも充分に旨い。
この肉が約1,000円なんだから、費用対効果は高いと思うな。


2005/08/14(日)
朝からお好み焼きを食べてみる
友人からお土産用のお好み焼きを貰った。

某社が開発したもので、感想を求められているらしい。
「評価を求めてるらしいから」という理由で僕のところへ回ってきた。
うーむ、お土産用のお好み焼きねぇ。僕は初めて食べるな。
街にはいくらでも旨いお好み焼き店があるのだから、わざわざ土産用のお好み焼きなんか食べるはずがない。

夜に食べるのも寂しいし、昼飯はできればどこか、平日には行けない店を試してみたいし、ということで朝飯に食べることとした。

量が多かったらどうしよう、と思いつつ、パッケージをあけるとそれほど大きくはなかった。
というか、普通のお好み焼きに比べてかなり小さめ。
麺は1玉使われているようだが、キャベツの量が驚くほど少ないのだ。
モヤシの量も少なめ。玉子は1玉使われているのだろう。

真空パックっぽいフィルムに包まれており、電子レンジかホットプレートで温めるように記されている。
うーん、電子レンジねぇ。そりゃ考えただけで旨くなさそうだと思い、僕はフライパンで温めることにした。
我が家にはホットプレートがないのだ。

蓋をしてじっくり弱火で両面を焼く。
皿に取った状態が最初の写真だ。

焼き方はスタンダードスタイルではなく、オールドスタイル。
そうそう、この会社は屋台でもそうなのだった。
皿で食べるのには、こちらのほうが良いという判断なのだろう。

箱には指示がないけれど、玉子の側へソースを塗る。
これはもう少し説明がほしいところだな。
ソースの小袋が二つ入っているので、両面へ塗る人もいるのではないか。

スパイスという小袋も入っていたが、中身は胡椒が主体のようだし、化調が入っていたので使わず。
青海苔のみ振りかけたのが二枚目の写真。
みかけはそれなりにお好み焼きらしくはなる。

食べると、やはりモソモソ感は否めない。麺がぶよぶよなのだ。
キャベツは乾いて存在が判らないし、玉子もボソボソしている。
時間をかけて表面をカリッとさせたから、まだ良かったけれど、これを電子レンジで温めて食べるなんて、僕は積極的にパス。

やはり、お好み焼きは鉄板焼きの一つだよなと痛感した次第。
こういうものってどうやっても本質は伝わらないのだ。
餃子を焼いて持ち帰るようなもので、どうしても無理がある。

やはり、広島のお好み焼きは、現地に来て、鉄板でハフハフ言いながら食べてもらいたいなぁと痛感した日曜日の朝だった。


2005/08/14(日)
ピーマンとチリメンジャコ
そういえば土曜日の夜に作った惣菜の一つ。
夕方から妻が体調を崩して、少し横になっていたので(夫婦揃ってお疲れモードだな)、手持ち無沙汰なので、作った料理の写真を撮っていたのだ。

実家から肉厚のピーマンが送られてきたので、それを刻んで音戸ちりめんと炒めた。
実に何というか、極めて簡単な料理だけど、ご飯にもビールにも合う。
この時期、ピーマンとチリメンジャコが旬だし、両者は出会いモノなのだ。
覚えておくと夕飯に一皿プラスできるかも。
残ったら次の日に食べれてもいいし、弁当にも入ると思う。

一応、レシピというか、作り方を記録。
○ピーマンのワタを取り、細く切る。細いほうが旨い。
○フライパンに胡麻油を加え、そこへチリメンジャコを入れる。
○油の量はジャコが油を吸って、やや余る程度。弱火で香ばしく揚げるように炒める。
○ピーマンを投入。一気に強火にして、水分を飛ばすように炒める。
○途中で醤油を加える。ピーマンがややしんなりするはず。チリメンジャコの塩分があるので少量で十分(味見せよ)。
○ピーマンの青臭さがこの料理のポイントなので、それが失われないよう、適度にしんなりしたら出来上がり。
○火を止めて、皿に盛る前に香りの強い胡麻油を加える。ツヤと香りが出るからだ。
○好みで唐辛子や七味を加えても旨い。僕は黒七味を入れた。

無茶苦茶簡単な料理なので、素材の良さが出やすい。
醤油は三星醤油、胡麻油は九鬼のものを使ったが、調味料は良いものを使うのがポイントかな。
ピーマンやチリメンジャコは、その辺のスーパーのものでも充分旨い。


2005/08/13(土)
今週食べて旨かったランチ
えー、備忘録的にざっと記録。

シルクプラザの近くにある「老湯火鍋房」になぜかスープカレーが出ていたので試したが、これが意外にイケた。
ベースのスープは火鍋と同じらしく、かなり漢方臭い風味があるのだが、それを土台にしてスパイスを効かせてある。

具は鶏足、ピーマン、人参、ジャガイモ、茹で玉子。
どれも大きく、ざっくりしているのは札幌スープカレーのお約束。
細かく切らないことで、素材の風味を残してあるのだ。

味は好き嫌いが大きく分かれるだろうが、身体には何となく良さそうだ(笑)。
ちなみに提供までに25分かかるので、時間に余裕がある人だけに勧めておく。
また、ご飯の大盛やお代わりができないのでペース配分に注意。
なぜできないのかと訊いたら「どうしてなんでしょうね?」と、明るい声で、他人事のように応えてくれた。

あとは久しぶりに行った「喜久(正確には七を三つ重ねる喜)」と「東北王」がなかなかだった。
「喜久」は食堂の王道という印象だが、作り置きをできるだけせずに、早く出すという姿勢がいい。
ご飯も何気に旨かった。
細かいことは言いっこなしで、概ね600円前後でしっかり食べられるのがいい。
ご飯の盛りも多めだし、そのご飯の味もなかなか良いし。

「東北王」も量多めだし、味付けが以前と変わっていた。
質実剛健で実(じつ)のある中国料理という印象。
でも、料理人は東北地方の出身なのかな?何となく、四川料理系が得意なように感じたが。
こちらも再訪して他の料理を食べてみたい。

長く行っていない店は、なるべく再訪しなきゃいけませんな。


2005/08/13(土)
なんだ肩凝りかよ
あー、また間が開いてしまったな。

昨日は妙に疲れが酷くて、ビールすら飲まず、ピーマンと生ハムのペペロンチーノをざくっと作って食べ、速攻で寝た。
とにかく、最近は眠いばかりなのだ。

尾道のイベントも忘れ、9時前頃に起き出し、濃い珈琲を淹れ、妻が作ってくれたキュウリのサンドイッチを食べ、色々と活動。
平日できないから、クリーニング出したり、ホームセンターで買物したりと雑事に追われる。

食料品の買出しに出かけると、新聞報道などで知っていたが、もう旨そうな秋刀魚が出ていたので、それを刺身にし、ちょこちょこと料理を作って夕食。
が、しかし、頭が痛いというか、腕が上がらない感じで、どうも具合が悪いので、色々試してみると、どうやら肩凝りらしいと判った。
そういえば数日前に理髪店の人が念入りに肩を揉んでくれ「酷い肩凝りですねぇ」と言っていたのだ。
あれで直ったと思っていたが、むしろ悪化していたらしい。

妻に揉んでもらうも全然効かなくて、間に布団があるのか?と思うほど肩に感覚がない。
非力な彼女にそれ以上お願いするのは無理なので、足で踏んでもらうことにした。
うつ伏せになった僕の肩へ、ゴリゴリと体重をかけるのだ。

これは効いたな。
吐き気がするほど痛かったが、頭痛が随分治った。
胃の調子も良くなった気がする。
これならば、明日はもう少し活動的に行けそうな気がするぞ。
とりあえず、今日は風呂で身体を温めて寝ることにしよう。


2005/08/08(月)
我ながら、振り返ると鮨ばっかりだな
8/3から8/7まで旅行に行ってた。金沢と能登半島の旅。
それにしても向こうは異様に暑かった。
小学生のとき以来の汗疹ができてしまいまった。

とりあえず、手短に行った場所などを。

8/3は「めくみ」という江戸前鮨で昼飯。
地物のボタン海老、バイガイの肝、白海老の昆布締めなどが旨かった。
大間のマグロも夏らしい旨さだったが、概ね、地物よりも旨い魚介を全国から集めるという感じ。
GW付近だとほぼ全て地物で出せるらしい。その頃に再訪したい。
夜は民宿の「さんなみ」へ。
先日「美味しんぼ」にも掲載されたらしい。
オーナーの方と妙に気が合って、色々と料理談義など。
もちろん料理は旨かったけれど、ご飯の旨さが出色。
僕が食べた料理は、ほぼ漫画に出たのと同じだったので、そちらを参照してくだされ。

8/4は朝食をしっかり食べたので、遅めの昼。
輪島の「伸福」でまたもや鮨。
ここは僕は結構気に入ったな。
鮨そのものもだけど、気取りのなさが特にいい。
酢飯も瀬戸内のように甘くないが、これは北陸全般がそうだった。
砂糖が入手し難かったというのもあるだろうが、魚がそういう性質なのだ。
ここでは能登半島のアワビ、アカイカのゲソ、マダイ、サバ、アジなどが良かった。
夜は民宿で地元の普通の家庭料理を食べた。
全体的に塩は強めで、すっきりした風味のものが多いという印象。
この印象は、旅行中、他の料理を食べても変わらなかった。

8/5は能登半島の外海ではなくて、内海の魚を食べたかったので、七尾湾の和倉温泉まで移動して「信寿司」へ。
ここではアラ(スズキ科)、サバ、シャコなどが旨かった。
また、シャリの旨さが凄い。シャリだけ喰いたくなるほど。
でも、それってにぎり鮨としてどうなのよ?と思ったり。
しかし、ここも再訪したい店だな。職人の人当たりも素晴らしい。
というか、今回、訪れた店は全て接客が素晴らしい店ばかりだった。
彼らに会うために再訪したいほどだ。
夜は金沢に戻って「寿屋」で精進料理。
料理は精進なのでぶっちぎりの旨さではないが、設えと女将さんとのお喋りが実に楽しかった。
女将さんとは特に驚くほど話し込んでしまったが、得難い話を伺うことができた。

8/6の昼は「宮田鈴庵」で麩料理。
これは面白かったな。生麩も旨かったし、麩料理が続いても全然飽きなかった。
麩の粉を衣に使ったフライには笑った。
ここでもオーナーの女性と話が出来たけれど、実に快活で楽しい方だった。
夜は今回、最大の目標だった「乙女寿司」へ。
僕は昨年の冬に訪れたのだが、とても素晴らしかったので、妻を連れてくる約束をしていたのだ。
で、それまでに散々、旨い鮨を食べていたので、ちょっと失敗したかな?と思ったが杞憂だった。
佇まいといい、居心地といい、鮨の旨さといい、期待どおりの内容だった。
やはり、僕はこの店が好きだな。
金沢で時間があれば、必ず再訪するだろう。
その後、バーで一杯飲んで、金沢で名店と言われる「尾道ラーメン」という店へ。
ここではその名のとおり、尾道ラーメンを出しているのだ。
が、チャーシュウは備後の尾道ラーメンの店と比べてぶっちぎりに旨いけれど、麺とスープはちょっと疑問。
ダシが弱いし、麺が中太ストレートで表面がざらついてモソモソ。
醤油の辛さが立つのは判るけれど、惹きが弱いという印象。
これが金沢を代表する一店?ちょっと奇妙だな。
僕が15年ほど前に訪れたときにも、この店の名前を聞いた覚えがあるので歴史は古いと思う。
尾道で修業されたとのことだが、どこだろう?「つたふじ」か?

8/7は昼だけだし、時間もなかったので、金沢駅裏の「葵寿し」。
最後の鮨だが、マンジュガイの生の握りと地アラが食べられたのが嬉しかった。
あ、それと小牧蓮根の蓮蒸しが驚きの旨さ。
他の店に比べてサービスはちょっとラフだけど、いい店だった。
帰りは京都駅で40分弱の乗り継ぎ時間があったので、懸案だった「第一旭」でシュッと一杯。
んー、老舗の味だね。化調がちょっと気になるけれど。

帰宅して、今回の自分への土産、輪島塗のビアグラスでビールを飲んで速攻で寝た。
とりあえず、速報はこれくらい。時間があれば、詳細に書きます。


2005/08/01(月)
久々に旨い赤ワイン
昨晩空けたワインが旨い。

ANTINORI TIGNANELLOの2000年。
当り前だボケ!という突っ込みが入りそうだが、やはり旨いものは旨い。

あまりに旨いので昨晩、かなり飲んだが、バキュバンして一日冷蔵庫に置いてみた。
で、冷えた状態から戻りつつある今、少し味が荒れているものの、やはり旨いと再認識。

でも、ベストの状態で飲むなら、昨日の激旨のときだったな。
今日は少々申し訳ない気持ちになった。

スグリっぽさや、野趣のあるベリーの風味、ねっとりした葡萄の濃い旨味。
あるいは、もう1年くらい平気だったかも。
旨いワインは他に変えがたい旨さがあるね。
ワイン馬鹿になる友人たちの気持ちが判るのはこういうときだ。
これくらい旨くなると、僕はあまり料理がほしいとは思わなくなるのだが(当然、空腹時は除く)、他の人はどうなのかね。


2005/07/31(日)
水前寺海苔の吸物
本日の午前中は家の掃除。
平日は全くできないので、週末にまとめてやるのだ。

昼飯は、友人の再就職の相談を受けつつ、気になっていたレストランへ。
ランチなので、評価は保留するけれど、気負いがなくていい料理という印象。
食べ手を疲れさせない、胃にすとんと落ちる料理だった。
これなら、夜にも訪れてみたいなと感じた。

その後、妻は仕事に出かけたので、僕は帰宅。
途中、友人に出会って、立ち話とは思えないほど話し込んでしまった。
久々に掲示板への書き込みをして、晩飯の準備。

今日は水前寺海苔の吸物が出色だったな。
デジカメが壊れているので写真はないけれど、我ながら旨くできた。

水前寺海苔そのものは、ご近所さんからいただいたのだが、これほど旨いとは思わなかったな。
刺身のツマに添えられているよりもずっと旨い。

〆にはご飯の上にぶっかけて、水前寺海苔ご飯にしたけれど、これまた最高に旨かった。
こりゃネットで買ってストックしておきたいくらいだ。


2005/07/30(土)
広島の中国料理事情
ちょっと今日はバタバタしていたので、夕食は中国料理を食べに行った。
最近、開店した店で、高級感のある中国料理を出しているとのこと。
「紅坊」のこともあったし、同じ思いをしたくないので、早めに訪問したかったのだ。

店に入って驚いたのは、左手に人工大理石と赤い椅子のカウンターが設置されていたこと。
その前には酒瓶がずらりと並び、まるで外国のレストランのよう。
色合いや風合いのセンスはちょっと僕とは異なるけれど、ちょっと驚きの店作りだなと感じた。

テーブル席はその奥で、そこへ案内されて食事を始めた。
だが、立派なテーブルの上には厚いポリプロピレンだか何だかのフィルムが張ってあるし、その上には煙草の焼け焦げがある。
見ると、テーブルの端には灰皿がセットされていたので、煙草は自由に吸ってくださいということなのだろう。
しかし、どんなに格好の良いテーブルを置いても、フィルムを張ったら台なしと思うけれどな。

料理はどれも単価の高い素材が使われ、驚きや発見はないけれど、味的には悪くなかった。
しかし、ポーションが驚くほど少ない。
素材の単価を考えなければ、倍の量だったら、費用対効果が高いといえるだろう。
でも、素材の単価なんてのは、人間が勝手に決めたものであって、高ければイコール旨さを保証することになならないんだよね。

値段の高低は経済的な価値であって、素材そのものに貴賎はない。
どんな素材を使おうとも、素材の持ち味を引き出して、活かしてやらなければダメと思う。
単に高い素材を使うだけなら、その料理は料理人の自己満足ではないか?というのが僕の感想。

繰り返すが、味的には決して悪くないけれど、料理にも内装にもサービスにも、如何ともし難い違和感があるというか、料理が腹に入らなかったので、追加注文を止めて、富士見町の「聯聯」に向かってしまった。

「聯聯」は相変わらず。
どうしても家庭料理っぽさは抜けきらないけれど、中国料理の実(じつ)があるという印象。

昔、中国本土で色々な料理を食べて、中国料理のアウトラインが掴めてきたかな?と思っていたけれど、最近、どんどん判らなくなってきている。
中国料理は一体どこへ向かおうとしているのだろうか。
上海の「錦江飯店貴賓楼」のようなフレンチ擬っぽい料理になってしまうのだろうか。
#現状ではフレンチの見た目しか模倣できていないが。

現地の歴史的な名飯店にも何度か訪れたが、そういう店の現状と庶民の食べる料理について、もう少し突っ込んで感じてみたい。

それにしても、広島にも強烈に良い中国料理の店ができないかな。
家庭料理的というか、中華風食堂のような、ご飯モリモリ系の店ではなくて、大人が酒と料理を楽しめるような店だ。
年々良い店が増えているので、余計にそんなことを考えてしまうのだ。


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