ちょっと前の快食ログ

快食ログ

快食.com管理者、シャオヘイの日々のスクラップ。
更新は書きたいときだけ。疲れてるときは書きません。続けるために無理は禁物(笑)。


2008/05/04(日)
はまねっとサーバ障害
快食.comのデータベース部分を担当してくれている、はまねっとサーバが不調です。

快食情報交換室の書き込みデータも、4月27日(日)から5月4日(土)までの丸々1週間分が消えてしまいました。
書き込みいただいた方々には、誠に申し訳ありません。

現在、新規書き込みはできませんが、とりあえず検索等は稼働しているようです。
完全復旧までもうしばらくかかるようなので、気長にお待ちください。



2008/05/03(土)
やっと復活
ナンダカンダと色々あって、引っ越しなんかも絡んできたりして、インターネットから遠ざかっていた。

いや、僕が遠ざけていたのではなくて、回線工事の日程がずれこんで、使いたくても使えない日々が続いていたのだ。
なんと6週間も。

僕のようにネットにどっぷり浸かっている人間が、1ヶ月以上インターネットなしで何とかなるのか?と思われるだろうが、何とかなかった。
というか、直接的にはほとんど困らなかった。

僕は仕事と快食.comのメールアドレスを完全に分離していて、自宅で仕事のメールをチェックしたり、仕事中に(例え昼休憩とかでも)快食.comのメールをチェックしたりは全くしない。
そもそも、その気がないため、できるような環境を整えていない。

メールの転送機能を使って、携帯電話に転送することは可能だが、携帯電話のメールって全くと言っていいほど使わないし、毎日、スパムが100通前後送られて来ては敵わない。

当初の予定では6週間も不通になると聞いていなかったので、全く困らなかった訳ではないが、概ね大丈夫。
せいぜい取材依頼が1つあったのがダメになったくらいだ(他の人に頼んだらしいので問題なし)。
他にも取材依頼はあったが、メールが通じないと判ると他の方法で連絡して来られた。

問題は、事情を知らない友人からのメールが読めなかったこと。
一人は携帯電話に連絡くれたから良かったけれど、もう一人は携帯電話の番号を知っていても、かけてこなかったので不義理してしまった。
これが唯一かつ、最大の問題だった。

しかし、それ以外は何とかなるもんだね。
思っていたほど、自分はネット依存じゃないんだと驚いた。

久々にメールチェックすると、1万件くらいのメールを読み込んだ。
もちろん、スパムメールがほとんどだけど、MacOS付属のMailは必要なメールもスパム判定することが多いんだよね。
一応、1万件のタイトルをざっとチェックしたけれど、おそらく漏れがあると思う。
ここ1ヶ月くらいの間に、初めて僕にメールを送ってくださった人のメールは、ほぼ確実にスパムボックス行きになっているので、申し訳ないけれど再送いただけると嬉しいです。

さて、僕にとってはやっとGWが始まったという感じ。
あれをやりたい、これをやりたいというのは全然ない。
ゆっくりと、ただひたすらにゆっくりと、心と身体を休ませたい。


2008/03/08(土)
日経レストラン2008年3月号
少し前に日経レストランの編集部からメール取材を受けた。
http://nr.nikkeibp.co.jp/sales/digest/index.html

どんな風に使われるのか、詳細は知らされなかったので、質問項目には淡々と答えた。
概ね、僕が普段考えている、サイト内でも時々書いている内容だ。

それから追加でちょっと突っ込んだ質問が来た。
これには少し考えて、きちんとした回答をした。

その後、掲載誌を送りますとのことだったが、届く前に反響があった。
東京で会ったことがある人から「読みましたよ。今度、広島で飲みましょう!」とメールが来た。
レストランとはあまり縁のない仕事をしている人なのに、日経レストランを毎月読むなんて凄いなと感心した。

次に新潟のレストラン経営者の方から「感動しました!」とメールをいただいた。
この方とはその後もメールのやり取りをしている。

さらに、地元で居酒屋を経営している人から「出ましたね!」と連絡があった。
僕はこの時点でも掲載誌を受け取っていなくて、そんなに読まれてる雑誌なの?と訊くと「業界誌ですから、読んでない人はモグリでしょ」とのこと。

へー、そうなのか?
それにしても、どんな取り扱われ方だったんだろう?と気になっていた。
僕は、同じように地方で飲食店評価サイトを運営している大勢に対して、一斉に同じ質問をしたのだろうと思っていたが、どうも反応が違うのだ。

その後、やっと掲載誌が送られてきて、扱いが大きいことに驚いた。
しかも、飲食店のクチコミ情報に関するビックネームと同列で、そのコーナーの結語は僕の言葉が使われているではないか。

うわー、何だか嬉しいな。
ネットの世界でもメインストリームは首都圏で、広島は中途半端な地方扱いだけど、続けていれば見ている人はいるということか。

時々「広島にいたら駄目だ。東京に出なければ」という話を聞くけれど、広島で成功しなかった人が東京ならば成功するのだろうか。
次は「いやニューヨークかロンドンだ」と、ステージを変えるだけのような気がする。

別に僕がサイト運営に成功したとか、そんな話がしたいのではない。
ただ、地方にいてもできることは沢山ある、というかメリットもデメリットも同じくらいあると思うのだ。
広島に旨い店が少ないと思うなら、旨い店が生まれるような活動をすればいい。
面白くないなら、自分が面白がることを見つけ、率先して面白くすればいい。
長く続けていれば、きっと誰かが見てくれると思うし、自分の中に一種の哲学が生まれるだろう。

そういえば先の東京の知人が教えてくれたのだが、今、日経レストランで行われているメニューグランプリに、福山市の「ブール・ブラン」が出品していて、決勝戦に進出することが決まっている。
http://nr.nikkeibp.co.jp/topics/20080111/

もちろん僕は「ブール・ブラン」のチャレンジが認められることを願っている。


2008/03/01(土)
レクサスLS600h
数週間前に友人の車で出かけたのだが、その友人が車を買い替えていた。
駐車場に停められた一台の車を見て、僕と一緒に友人の車を待っていた他の友人が「うぉっ!マジかよ!」と驚くので、どうしたの?と訊くと、小型宇宙船のような車が停まっていた。
うはは、その筋の人か?と思ったら、友人が車の中に座っているではないか。

僕は彼が車を買い替えたのは知らず、前の車も大きかったので、また凄い車を買ったねと呑気に話をしていると、友人の一人が車両価格を教えてくれた。
一千数百万円だとか。
なんじゃそりゃ?
車の値段かよ?それ。

せっかくだから、この超高級車の助手席に座らせてもらった。
総革張りでシートヒーターが付いている。
ま、そういうのは当たり前なのかな。
さらにオンダッシュが総革張り。
しかも一枚の皮を贅沢に使っており、傷がほとんどない。
革というのは動物の皮膚だから、木で引っ掻いたり、虫に刺されたりした跡が後々になって出てくることがある。
というか、本来、革というのはそういうものだ。
血管の跡が気になるような人は、革製品の所有には向かない。

しかし、このダッシュボードに張られた革には染みも傷も全く見当たらないのだ。
素材は仔牛かなぁ。
それにしても無駄に贅沢だ。

静粛性はちょっと異様。
動き始めはバッテリーを使うので、無音に近い滑り出し。
周囲の歩行者や自転車が車の音で気付いて逃げてくれるのは期待できない。

加速は凄まじい。
バッテリーとの併用なので、クラッチの存在を全く感じることなく、一気に加速する。
背中からシートに押さえつけられたようだ。
これ、0-100の短距離走だったら、どのくらいの数字を叩き出すのだろう?
しかも、それだけの加速なのに、安定していること甚だしい。
なぜ、周りの車がゆっくり走っているのだろう?と思ったら、メーターを見て、この車が速いのだと判る。

実装されたナビは天気予報までしてくれるし、音響も車内とは思えないほど良い。
細かな点を書けばキリがないほど装備が満載。
これが今の日本の車の一つの到達点なんだなと、いい勉強になった。
僕は一生所有することがないけれど。

しかし、素晴らしい車だとは思うけれど、僕はもう少し原始的なのが好きだな。
長距離を走るなら、疲れないのは絶対にレクサスだと、車無知な僕でも判るが、普段乗るには運転する楽しさがダイレクトな小型車がいい。
そもそも、こういう車に乗る人は燃費のことなんか考えないのだろうが、ハイブリットなのにリッター7km前後というのはどうよ?
そんなこと言っている時点で、僕には語る資格がないのだけれど。

運転させてもらう勇気はないが、車に乗せてもらう機会はまたあるだろう。
いいモノに触れるコトは、感性が磨かれる得がたい経験だから、的外れな評論なんかせず、しっかり堪能させてもらわなくちゃね。


2008/02/11(月)
クレヨン社って知ってるだろうか?
何となく昔のCDをiTunesに落としていたら、クレヨン社のCDが見つかった。

懐かしいな。
今でも活動しているのかな?と思いながらMacintoshに落としつつ聴いていたら、彼らのデビュー曲でもある「痛み」という曲が始まった。

最初はうわー、懐かしいなと思って聴いていたが、途中から涙が止まらなくなり、だだ泣きしてしまった。
お洒落でもない、格好良くもない曲だが、僕はそういう曲が好きだ。

いや、曲じゃないな。
僕が好きなのは歌だ。

彼らの歌は全然お洒落じゃないけれど、素直で優しく、しなやかな声と歌詞で心の中にすっと入ってくる。
いつまでも長く聴きたい歌はそういう歌じゃないかな。
クレヨン社を聞いていたのは今から、15〜20年前だ。
そうか、そんなに経ったのか。

そういえばあの頃、聴いていた音楽といえば遊佐未森もそうだった。
初期の頃が好きだったが、曲調が変化してからご無沙汰になった。
「瞳水晶」や「空耳の丘」などをよく聴いた。

そうそう、種ともこはどうしているのだろう?
彼女の歌も好きだったな。
やはり初期の頃の作品で「みんな愛のせいね」とか繰り返し聴いた。

最近の歌はあまり興味がなくて、いい歌だなと思って聴いていても、50回くらい聴いていると飽きることが多い。
100回聴いても、200回聴いても飽きない歌が僕は好きだ。

昔は今と違い、よく歌を聴き、よく本を読んだ。
本は今でも読むけれど、1ヶ月に10冊以上読むのは稀。

足掻いて、足掻いて、足掻き続けてここまで来たけれど、僕はその頃からちっとも成長していない気がする。

人としての本質は、20歳頃から変わらないのではないかと最近思う。
僕の人間としての線の細さ、ストレスに対する弱さも昔から変わらない。
逆に感性は強いが、強過ぎる感性は社会生活を営む上で邪魔にしかならない。
生きるとは困難と思うが、ただ生きているそのことに意味があるのかもしれないと最近は思うようにしている。


2008/02/09(土)
デジカメ故障
長く使っていたSONYのデジタルカメラDSC-U20が壊れた。

お金がないときに限って壊れてくれるよね。
まぁ、これも5年くらいかな、かなりタフに使ったので、壊れても不思議ではないのだけれど。

もし、修理代が2万円以上かかるなら、新しいのを買うしかない。
お金があれば、RicohのGR-DIGITAL2がほしいけれど、手が出ないので、同じくRicohのCaplioR7かなぁと思っていた。
ちょうど、次のR8が出る前で、値がこなれているし。

しかし、手痛い出費だなぁと思っていたら、デオデオから連絡があり(デオデオで買ったのだ)、11,000円で修理可能とのこと。
おお、それならばぜひお願いしますと答えた。
僕は何でも長く大事に使うのが好きで、このデジカメの前にはCASIOのQV-11を使っていたほど。
デジカメの歴史に詳しい人であれば黎明期の製品と判るはず。

それにしても今回は何とか修理できて良かった。
今は仮にケータイのデジカメ機能を使っているが、やはり使いにくい。
僕の撮り方が悪いのかもしれないけれど、再現性はかなり低いし。

ちなみにケータイも結構古くて、W21CAというCASIOの製品を使っている。
無料で新しいのに機種変更できますよと、つい先日も言われたのだが、今のところ不便がないので使っている。

一つの製品を寿命が来るまで長く使うって、とても素敵なことだと僕は思うんだよね。


2008/02/04(月)
ルーじゃないんだってば
雑誌などを見ていると、カレーライスの汁気のことをルーと書いてあることが多い。
僕はこの表記にいつも引っかかる。

カレーライスの汁気をルーと呼ぶことは正しいのか?
ちなみにルーの意味はちゃんとウィキペディアにも出ている。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AB%E3%83%BC_%28%E9%A3%9F%E5%93%81%29

元々、カレーライスは、小麦粉を油脂で炒め、そこへガラムマサラ等(カレー粉)を加え、スープでのばして作っていた。
小麦粉を使うのは粘度を加え、ご飯に染み込みにくくするためだ。

そこで、これらの手間を省く、固形ルーが販売された。
それにより、カレーライス作りは劇的に簡便化され、子どもでも作ることができる料理になった。

この固形ルーの登場により、カレーライスは一気に家庭へ普及したが、僕はそのときにカレーライスの汁気がルーと呼ばれることになったのではないかと思う。
固形ルーという言葉には特に間違いはない。
ルーを使いやすくしたものだからだ。
しかし、完成品にまでルーと呼ぶのはどうかと思う。

まぁ、100歩譲って「イマドキはルーって呼ぶのが普通だもんね。ほかに言い方ないじゃん」という主張を苦笑いしながら受け入れたとしても、小麦粉を使わないインドのカレーや、最近のカレーライス専門店のカレーもルーと呼ぶのか?
前提たる、ルーが使われていないのに?

ここまで来ると僕も静観できなくなってしまう。
いや、それをルーと呼ぶのは間違ってるでしょ、と言いたくなる。
僕個人は、このサイトの中でもそうだけれど、ソースと呼んでいる。

果たして、カレーライスの汁気をルーと呼ぶ人たちは、確かにルーが使われているかどうかを検証した上で、そう呼んでいるのだろうか?
僕が見聞きする限りではそこまで意識していないように思える。

僕も決して全ての言葉を正確に使ってはいないけれど「過ちては則ち改むるに憚るなかれ」である。
カレーライスの汁気をルーと呼ぶのは、実は少し恥ずかしいことなのだと知ってもらいたいのである。


2008/02/02(土)
「あんこう屋高はし」
翌朝は早起きして築地へ。

もしかして残るかなぁと前日の夜は少し心配だったが、全く残っていなかった。
清々しい気持ちで築地をウロウロする。

朝ご飯は前々から決めていた「あんこう屋高はし」のあんこう煮。
アンコウは冬に決まっているが、冬に上京する機会はそれほどないし、今回を逃したらいつになるか判らなかったのだ。

なぜ、それほど食べたかったのかと言えば、瀬戸内に住んでいると本当に旨いアンコウって食べられないから。
一度、本当に旨いアンコウ料理というものを、しっかりと自分の中に染み込ませておきたかった。
店の前に着くと「当店名物あんこう煮V-MAX」と書いてある。
そのココロは「蒼き流星SPTレイズナーを見て育ったボクにとってそれは特別な言葉です。厳選した魚揃いの当店でもごく一握りの品物にだけ与えられる呼称なのです」とのこと。
なるほど(笑)。同世代の僕にはわかるぜ、旦那!

この店では+300円で定食にすることができるため、あんこう煮2,500円を定食にすると2,800円。
朝食としては破格の高さだが、食べるものが食べるものだからね。

定食でお願いすると「味噌汁は付けますか?」と言われ、何も考えずにはいと答えたが、料理が並んでから判った。
あんこう煮が汁仕立てなので、被ってしまうためだったのだ。
もちろん、自分が頼んだものだから、味噌汁も一滴残らず食べたのだけど。

あんこう煮は、まずアンコウ独特の風味が全くない。
スープの濁り方は、この料理がドブ汁と呼ばれる理由が判るように、一見しただけでは旨そうに見えない。
ところがこの汁には肝とゼラチンが豊富に溶け込んでおり、奥深いコクがあるのだ。
塩加減はかなり薄め。
というか、調味料があまり使われていないように感じられる味付けだが、全く不満がない。
豆腐が少し多かったので、もう少し少なくてもいいかな。
不満らしい不満はそれくらい。
もちろん、豆腐も旨かったのだが、少し水っぽさを感じたのだ。

アンコウは、これまで食べた中では、当然のようにナンバーワン。
身は基本的に水っぽいはずだが、さっくりして味が薄いところは変わりないのに、決して水っぽくはなく、身は身としてキチンと旨い。
アンコウの身がこれほど旨いと思ったのは初めてだろう。

ヒレ類は、それはもう、抜群に旨い。
口の中でれろんと解けるが、生臭味など皆無。
アンコウのゼラチンって、他の魚とはまた別種の軽さと奥深さなんだよね。
卵巣とや鰓などの七つ道具がちゃんと入っていて、出色はやはり肝。
ふわふわで軽く、脂っぽくない。
これは温度もあるのだろうか。
ご飯のおかずで食べられるくらいたくさん入っていて、あん肝を満喫した。

また、特記しておきたいのはご飯が旨いこと。
熱々の丼ご飯がたっぷりで、焼魚と一緒に食べると最高だろうなと思った。
次回もまた、上京するときは、朝、築地に来て、この店で朝食を食べたい。
入口の注意書きを読むと、気難しい店なのか?と思うだろうが、実際はそんなことなくて、ごく普通の店だった。
当たり前の心配りができる人なら全く問題ないと思う。


2008/02/02(土)
「大はし」と「さいき」
一応、先日上京したときに訪れた店のレビューを記録しておく。

「大はし」
さなメモにさとなおさんが書かれているとおり、伊藤章良さんと3人で。
http://www.satonao.com/archives/2008/01/post_2174.html
ここの煮込みは東京三大煮込みの一つと言われていて、一度食べてみたかったんだよね。

早速頼んで食べてみると、肉は意外に赤身が多く、さっくりした食感。
スジ部分もあるが、赤身主体というのは嬉しいな。
味付けはかなり甘め。砂糖醤油系の味だ。

そこへ牛脂のコクと風味が加わる。
感覚的にはスキヤキに近いが、もっとコクがあるのだ。
そしてこの煮込みの名声を確立しているのが豆腐と思う。
肉も旨いが豆腐のほうが遥かに旨い。
僕はおかわりして豆腐だけ食べてしまったくらいだ(豆腐だけの注文もできる)。

煮込み過ぎてスが立っていたり、酸っぱくなったりしておらず、ふわふわに柔らかくて、湯葉のようなコクがある。
どうやったらこんな煮豆腐が出来るのだろう?
確かにこれは名物煮込みだ。

他には氷頭なますがあったのが嬉しかった。
瀬戸内に住んでいると、食べる機会は皆無に近いので、こういう時に味わっておかないとね。
魚喰いなら旨いと思うこと請け合いなので、見かけたらぜひどうぞ。

また、ヤガラの昆布締めもよかった。
こういう料理が何気なく並んでいるのもこの店ならでは。
さらに、提供速度が異様に速い。
刺身なんかは30秒くらいでテーブルに置かれる。
揚げ物くらいかな、1分以上待ったのは。

また、キンミヤの梅シロップ割りが実にいい。
この雰囲気にぴったり。
2人に聞くと、この手の東京の古い居酒屋御用達の焼酎らしい。
なぜか三重県の焼酎だが、すっきりして癖がない。
ここに梅で風味を加え、ソーダで割って飲むとアルコール飲料じゃないみたい。
頼むと1本単位で出てくるので、一人で飲むのには向かないけれど。

さらに精算すると3人で10,000円以下。
内容などを考えるとかなり安い。

続いて「さいき」へ。
さとなおさん曰く、文壇居酒屋らしい。
しっとりと街に馴染んだ、老舗居酒屋という雰囲気。
http://www.satonao.com/list/izakaya/saiki.html

料理は特に凝っておらず、シンプルに真っ当な居酒屋。
しかし、この店に吉行淳之介とか来てたんだぁと思いながら飲むと感慨もひとしお。
また、二階の座敷で、古い蛍光灯の灯りの下でちょっと大きめのちゃぶ台のようなテーブルを前に座っていると「昭和」に戻ったような気分になる。
何だか妙に落ち着いてしまい、ちびちびと賀茂泉の燗酒を飲む。

料理は〆コハダとか、キャベツ炒めが良かったな。
いや、そんなに特別じゃないんだけど、妙に旨いのだ。
最初に頼んだのに、帰る間際に出てきたダシ巻き玉子もキリリと塩味ベースでオツ。
僕はこの店で過ごした時間が全然判らなくなってしまい、もしかして3時間くらい過ごしてしまったかも?とびびりつつ時計を見たが、思ったよりも遅くなっていなかった。
たぶん1時間ちょっとかな。
時間が倍に伸びて感じられる、実に面白い店だった。


2008/01/23(水)
明日の広告
さとなおさんのサイトを読んでいる人は既にご存知だろうが、食事関係ではなく、彼の本業である広告に関する本である。

僕は、さなメモに書かれてあるとおり、1/21〜1/22で東京へ出張していたのだが、その道すがらに読み終えた。
さなメモは日々読んでいるので、さとなおさんが「この本で泣くか?」と書いているのを先に読んでいて、新書で、しかも広告の本で泣くこたぁないでしょ、と思っていた。
ところが、正直に白状してしまうのだが、僕は公衆の面前でこみ上げて来るものを必至で抑えなければならなかった。

最初は判りやすい比喩を用いて、変化した消費者像を明らかにし、続いて著者の体験を交えて具体的な説明に入るのだが、スラムダンク一億冊ありがとうキャンペーンの項はマジで泣けた。

広告の技法をクールに見たら「ふーん」なのだが、その裏にある深い思いに気付くと一気に引き込まれる。
ネタバレになるから詳細は書かないが、リアルタイムでその思いに気付き、体験した人たちは、どれほど感動しただろうか。
一人の社会人として、こんな凄い仕事ができたら間違いなく一生の思い出になる。
半分嫉妬し、半分感動した。

そしてここからは役得だが、読了2時間後に著者と酒を飲む(笑)。
著者本人に素晴らしかったと伝えることができ、その時の話をもう少し突っ込んで聞けたので感動はさらに深まった。

本人にも伝えたので、この場でも吐露してしまうのだが、さとなおさんのこれまで出した本の中で、最高傑作と思う。
これまでにも何冊か出されていて、その度に僕は買っているけれど、わざわざ自分のサイトで告知したりはしなかった。
しかし、この本だけは別、四の五の言わずに読めと強く勧めたい。

また、表面的には広告の本だけど、このことを通じて、著者は現在の社会コミュニケーションを述べている。
僕の仕事は広告とは全く関係がないけれど、この本の中には、日々の仕事を進める上で極めて貴重な示唆が含まれていた。
レストランで働いている人も、パソコンを前にプログラムをしている人も、ごく普通のサラリーマンも、この本を読めば必ず新しい視点を得ることができるだろう。

著者に言わせれば、広告の専門的な世界では、既に言い尽くされている内容とのことらしいが、そんな一部のプロフェッショナルたちの知恵を判りやすく、かつポジティブに教えてくれるところに価値がある。

とりあえず僕はもう少し時間を置いて再読する。
様々な言葉が自分の中に落ち着くまで、少し待ってから再読すると、新しい発見があるからだ。
実際、著者も100回くらい推敲したと言ってたし、細かなニュアンスを読み解きたい。

繰り返すけれど、友人の本だから推すんじゃないよ。
アマゾンのレビューや、書評サイトの評価を読んでもらえれば、僕が大袈裟に書いているのではないことが判る。
http://www.amazon.co.jp/o/ASIN/4756150942/250-5692489-8541003?SubscriptionId=175BC0N2BCT0X4DAZG82
http://www.satonao.com/archives/2008/01/post_2173.html

あなたの780円と3時間を投資する価値があると確信するから、僕は推薦するのだ。


 OR AND
スペースで区切って複数指定可能

快食.comのトップページへ戻る
[TOP]
shiromuku(hu1)DIARY version 3.10